中国茶葉
1949年設立の国営茶貿易会社で、現在はCOFCOの中国茶葉。その中茶の八中マークは昆明・勐海・下関の茶を長年包み、現在も使われる。
- 区分
- 会社
- 所在地
- 雲南
- 創業
- 1949
- ブランド
- 中茶(Zhongcha/CHINATEA)—中核ブランド。緑の茶を赤い中が囲む红八中商標。
- 海堤(Haiti)—厦門の烏龍茶ブランド
- 蝴蝶(Hudie/Butterfly)—福建の複数茶類を扱うブランド
- 猴王(Houwang/Monkey King)—ジャスミン茶、1982年商標登録
- 百年木仓(Bainian Mucang)—黒茶
- 龙冠(Longguan)—龍井緑茶
歴史#
- 1938中華民国期の中国茶业公司と雲南省経済委員会が昆明で云南中国茶叶贸易股份有限公司を設立(中国茶葉流通協会の歴史資料では12月16日)。後に仏海・復興・康蔵工場を開設した。
- 194911月23日、中国茶叶公司が認可され、中国茶业公司の名で北京に事務所を置く。初代総経理は呉覚農。
- 19503月9日に雲南茶葉会社を軍が接収。9月に中国茶业公司云南省公司へ改称する。
- 1951紅八中商標(緑の茶を赤い中が囲む)を採用。会社は新中国初の茶商標と説明する。
- 19527月19日、省公司の通知で中茶系統の全工場に中茶牌を適用する(下関社史。中国茶葉流通協会の歴史資料は1953年とする)。
- 1956中国茶葉出口公司に改称。
- 1961中国土产出口公司と合併し、中国茶叶土产进出口公司となる。
- 1970中国畜产进出口公司と合併し、中国土产畜产进出口总公司(中土畜、CNNP)となる。
- 19736月に雲南茶葉支社を昆明で再設置。昆明茶廠で熟茶を初製し、秋の広州交易会でプーアル茶10.2 tを香港へ販売する。
- 1976雲南茶葉支社がプーアル茶番号を定める。末尾は工場を示す(1昆明、2勐海、3下関、4普洱)。
- 1982ジャスミン茶商標・猴王を登録する。
- 1984中茶の昆明茶廠が熟茶製造法を起草し、その後、雲南全域へ普及する。
- 1985中国茶叶进出口公司が中土畜の子会社として認可され、18茶会社の輸出入を管理する。
- 200011月23日:中国茶叶进出口公司を中国茶叶股份有限公司へ転換する(会社年表)。
- 2004中土畜がCOFCO(中粮集团)の完全子会社として統合される。
- 20083月9日、中粮中茶が出資する云南中茶茶业有限公司が昆明で開業し、中茶商標の使用許諾を受ける。
- 2014COFCOの専門会社18社の一つとなり、国有資産監督管理委員会の混合所有制・従業員持株制の初期試行10社に選ばれる。
- 20176月、中土畜が45%を5投資家(Polystone、国寿财险、天津紫茗、鲲信茗羽、三井物产)へ4億5,500万元で売却し、混合所有制改革を完了する。
- 201912月:中茶有限の組織変更により株式会社を設立する(報道された目論見書)。
- 20206月:上海メインボード向けIPO目論見書を提出する。
- 20253月21日、会社と主幹事の申請撤回を受け、上海証券取引所がIPO審査を終了する。
別名・別表記 20#
- 中茶中茶/China Tea
- 中茶公司中茶公司
- 中国茶业公司 / 中國茶業公司中国茶業公司1949年の会社の対外名称。中国茶叶公司として認可され、公称では叶を业へ変えた(新華社2024年)。1938年の雲南合弁を共同設立した中華民国期の中国茶业公司とは区別する。
- 中国茶叶公司 / 中國茶葉公司中国茶葉公司1949年の認可名称。
- 中国茶叶出口公司中国茶葉出口公司1956年以降の名称(会社年表)。
- 中国茶叶土产进出口公司中国茶葉土産進出口公司1961年に中国土产出口公司と合併(会社年表)。
- 中国土产畜产进出口总公司 / 中國土產畜產進出口總公司 (中土畜)中国土産畜産進出口総公司(中土畜/CNNP)中国茶叶土产进出口公司と中国畜产进出口公司の合併で1970年に設立された親会社。古い包装のCNNPはその英語名の略。2004年にCOFCOへ入り、現在も中国茶葉の40%を保有する。
- 中国茶叶进出口公司中国茶葉進出口公司1985年、茶会社18社の輸出入を担う中土畜の茶業子会社として認可(会社年表)。
- 中国茶业公司云南省公司中国茶業公司雲南省公司1950年9月以降の雲南支社名(中国茶葉流通協会の歴史資料)。
- 中国土产畜产进出口总公司云南茶叶分公司中国土産畜産進出口総公司雲南茶葉分公司1976年にプーアル茶の番号を定めた雲南茶葉支社(楊凱、『普洱』誌)。
- 云南中茶茶业有限公司雲南中茶茶業有限公司COFCO中茶の雲南会社。2008年3月9日に昆明で開業。
- 红八中 / 八中茶紅八中/八中茶(八つの「中」を配した茶のマーク)1951年の商標。緑の茶を赤い中が囲む。収集家は「八中」ロゴと呼ぶ。
- 中粮中茶中糧中茶/COFCO China TeaCOFCOの発表で使われる名称。
- 中茶・CNNP中茶・CNNP
- 中国茶葉股份有限公司中国茶葉股份有限公司
- Zhongcha
- Chinatea
- China National Native Produce & Animal By-Products Import & Export CorporationCNNPを英語で展開した一般的な名称(Yunnan Sourcingなど業界での使用)。公式英語ページは見つからなかった。
- China Tea Co., Ltd.
- CNNP
名称と曖昧な点#
現在の株式会社の設立時期
異なる2つの「中国茶业公司」
包装の「中茶/CNNP」だけでは工場を特定できない
雲南の茶葉支社が中土畜の名称を採用した時期
補足#
中国茶葉は中国茶叶公司として発足。1949年11月23日に設立が承認され、当時農業部副部長の呉覚農(吴觉农)が初代総経理となった。承認時の「叶」を対外名称では「业」に替え、中国茶业公司として営業した。同社は中華人民共和国の貿易制度で最初の全国専門公司と自らを位置付ける。1951年には緑の「茶」を赤い「中」が囲む紅八中商標を採用し、新中国初の茶商標と説明している。
公式年表の改称・合併は、中国茶叶出口公司(1956年)、土産品輸出会社との合併による中国茶叶土产进出口公司(1961年)、畜産品輸出会社との合併による中国土产畜产进出口总公司(中土畜、1970年)。中土畜の英語名の頭文字が収集家の略称CNNPの由来である。1985年、貿易部は茶会社18社の輸出入を管理する中土畜子会社、中国茶叶进出口公司を承認。2000年11月23日に中国茶叶股份有限公司へ転換した。2004年に中土畜は中糧へ完全子会社として統合され、中国茶葉は2014年に中糧の専門公司18社の一つとなった。2017年の混合所有制改革では三井物産を含む投資家5者へ45%を売却。中土畜が40%を保有し、実質支配者は中糧。2020年6月に申請した上海主板への上場は撤回され、上海証券取引所は2025年3月21日に審査を終了した。2021年売上の40%超がプーアル茶だった。
雲南では民国期の云南中国茶叶贸易股份有限公司(1938年12月)が仏海(勐海)・復興(昆明)・康蔵(下関)の各工場を設立した。1950年3月の軍による接収後、省公司は同年9月に中国茶业公司云南省公司となった。7月19日付の省通知(下関年譜では1952年、CTMA掲載史では1953年)により、傘下の全工場が中茶ブランドを採用。その後1990年代まで、昆明・勐海・下関と後発の普洱工場の製品は、1970年代に中国土产畜产进出口总公司云南茶叶分公司と呼ばれた雲南茶葉分公司を通じ、中茶表示で輸出された。同分公司は1973年に最初の熟プーアル茶10.2 tを香港へ出荷。1976年に番号を定め、末尾を昆明1・勐海2・下関3・普洱4とした。後に勐海は大益(1989年登録)、下関は松鶴(1992年)へ移行。昆明茶廠は1990年代に操業を停止した。中糧中茶は2008年3月9日に昆明で云南中茶茶业有限公司を開設し、中茶の使用を許諾した。現在の中茶プーアル茶はChinatea/中茶表示で販売され、圧製工場が示されないことも多い。
雲南以外では、廈門の烏龍茶ブランド海堤(中茶廈門)、福建の蝴蝶、茉莉花茶の猴王、安化黒茶の百年木倉、龍井の龍冠を所有または支配する。企業サイトは6省の工場13か所を掲載している。