茶摘みの一年
学習一覧に戻る二十四節気を通して茶の一年を見てみましょう。リングは摘採と焙煎のおおよその時期、印は今日を示します。
- 立春立春りっしゅん2月4日
- 雨水雨水うすい2月19日
- 啓蟄啓蟄けいちつ3月6日
- 春分春分しゅんぶん3月21日
- 清明清明せいめい4月5日明前は清明より前の摘採を意味します。時期を表す言葉で、品質等級ではありません。
- 穀雨穀雨こくう4月20日雨前は穀雨より前を意味し、明前と対比するときは通常、清明後から穀雨前を指します。全国共通の摘採終了日はありません。
- 立夏立夏りっか5月6日
- 小満小満しょうまん5月21日
- 芒種芒種ぼうしゅ6月6日
- 夏至夏至げし6月21日台湾北部の東方美人では、ウンカの吸汁を受けた特徴的な原料が得られる夏が重要です。早摘みが常に優れているわけではありません。
- 小暑小暑しょうしょ7月7日
- 大暑大暑たいしょ7月23日
- 立秋立秋りっしゅう8月8日
- 処暑処暑しょしょ8月23日
- 白露白露はくろ9月8日
- 秋分秋分しゅうぶん9月23日
- 寒露寒露かんろ10月8日
- 霜降霜降そうこう10月23日
- 立冬立冬りっとう11月7日
- 小雪小雪しょうせつ11月22日
- 大雪大雪たいせつ12月7日
- 冬至冬至とうじ12月22日
- 小寒小寒しょうかん1月6日
- 大寒大寒だいかん1月20日
茶の一年を読み解く#
二十四節気は、茶の一年を語る共通の目安です。ただし、一つの収穫を理解するには、産地や茶樹、どのような茶に仕上げるかも併せて考える必要があります。
太陰太陽暦に組み込まれた太陽の目盛り
太陽の黄経が15°進むごとに、次の節気に入ります。月の満ち欠けではなく、太陽年に沿う仕組みです。グレゴリオ暦の日付は毎年ほぼ同じですが固定ではなく、時間帯によって現地の日付が変わることもあります。清明は4月5日頃、穀雨は4月20日頃です。
同じ節気でも、茶産地の季節は異なる
この伝統は黄河流域で育まれ、広い地域へ伝わりました。「霜降」という名称も、すべての茶園で霜が降りるという予報ではありません。標高も関係します。台湾の2023年7月の栽培指導では、高標高と低標高の茶園で異なる生育・摘採段階が示されています。暦は土地に合わせて読む必要があります。
明前・雨前は時期を表す言葉
明前は清明より前、雨前は穀雨より前を意味します。明前と対比するとき、雨前は一般に清明後から穀雨前までを指します。どちらも品質等級ではありません。早摘みというだけでは産地や製茶技術、好みに合う味は保証されません。似た条件の茶を比べ、実際の摘採時期を確かめましょう。
リングは目安として読む
この図は、毎年おおよそ同じ時期に来る節気の日付と、季節的な期間の例を示しています。特定の年の正確な節入り時刻や、リアルタイムの収穫情報ではありません。炭火焙煎の帯は摘採ではなく加工を表し、すべての産地や収穫期を網羅してはいません。今日の印だけで、特定の茶園が摘み頃か、茶が発売済みかは判断できません。
個々のロットについては、栽培地、品種または実生集団、摘採時期を確認しましょう。後の日付がある場合は、製造・焙煎・発売のどれを指すのかも確かめてください。
どの部分を摘むのか#
摘採日は判断の一要素にすぎません。目的とする茶によって、新梢の成熟度も異なります。これらの模式例はTBRSの2020年の台湾の手摘み表に従い、普遍的な品質の序列を示すものではありません。
生長が止まった新梢の二~三葉
同じ烏龍茶の規定は、頂芽の伸長が止まった対口芽も認めます。生長が止まった新梢は、芽が折れたものとは異なります。