鳳慶茶廠
滇紅紅茶の発祥工場。1939年、馮紹裘の下で順寧実験茶廠として設立。1996年に滇紅集団となり、2022年に再建手続きに入った。
- 区分
- 会社
- 所在地
- 鳳慶
- 創業
- 1939
- ブランド
- 凤 (Feng)中华老字号 2011
- 凤及图(鳳と図案)—2012年に中国馳名商標に認定
- 滇红 (Dianhong)
歴史#
- 193811月、中国茶葉公司から派遣された馮紹裘が順寧で紅茶・緑茶の試料を作る。
- 193812月6日、中央経済部と雲南省経済委員会が、後に工場を開く茶貿易会社を設立する。
- 19391月から順寧実験茶廠を建設し、馮が工場長となる。最初の輸出滇紅を香港経由でロンドンへ送る。
- 19404月9日:云红を滇红へ改称する。
- 1954県の改称に伴い云南省凤庆茶厂へ改称する。
- 1958CTC方式の紅砕茶(红碎茶)の製造を始める。
- 1980鳳慶工場の銘柄022102が紅茶品質比較で第1位となる。
- 1985国内市場向けに凤ブランドを展開する。
- 1996云南滇红集团股份有限公司へ再編(1996年12月26日登記)。
- 2006新しい支配株主が加わる。負債比率は81%と報道される。
- 201010月1日、県政府が云南省凤庆茶厂の名称使用権を云南白药控股へ移す。
- 2011凤ブランドが中华老字号に認定される(11月)。
- 20124月、凤及图商標が中国馳名商標に認定される。
- 20221月に商標競売を撤回。破産再建を申し立て、11月に永徳県法院が管財人を任命する。
別名・別表記 5#
- 顺宁实验茶厂 / 順寧實驗茶廠(Shunning Experimental Tea Factory)順寧実験茶廠1939–1954年の名称。顺宁は鳳慶の旧名。
- 云南省凤庆茶厂 / 雲南省鳳慶茶廠雲南省鳳慶茶廠1954–1996年の名称。2010年に県政府が使用権を云南白药控股へ移し、滇紅集団が異議を唱えた。
- 云南滇红集团股份有限公司 / 雲南滇紅集團股份有限公司(Yunnan Dianhong Group Co., Ltd.)雲南滇紅集団股份有限公司1996年からの株式会社の承継先。旧称は云南滇红茶集团股份有限公司。
- 滇红集团滇紅集団
- Dianhong Group
名称と曖昧な点#
1939年の初出荷量
「云南省凤庆茶厂」の名称と歴史を誰が継ぐか
滇紅集団は1996年に工場全体を継承したとする。《云南著名茶企滇红集团被申请破产重整 曾与云南白药集团争“历史”》によれば、鳳慶県政府は2010年10月1日、云南省凤庆茶厂の名称を回収し、云南白药控股有限公司へ無償で使用権を移すことを決定した。雲南白薬はその後、70年の歴史を持つ工場の後継として鳳慶滇紅を販売した。記事では紛争は中断されたのであり、解決したわけではない。
馮紹裘『滇红史略』の年代
補足#
1938年、中国茶葉公司は製茶技術者の馮紹裘(冯绍裘)を雲南調査に派遣した。11月、順寧(顺宁、現鳳慶)で地元の大葉種から紅茶と緑茶を試製した。同年12月、中央の経済部と雲南省経済委員会が合弁の茶葉貿易会社を設立(yunnan-tea-import-export参照)。1939年に順寧実験茶廠を開き、馮が初代廠長となった。初年度の紅茶は香港の富华公司を通じてロンドンへ送られた。当初の名称は「雲紅」で、1940年4月9日に「滇紅(Dianhong)」へ改称。馮は製茶技術者、1942年までの初代廠長、『滇紅史略』の著者として知られる。
1954年、県名の変更に伴って云南省凤庆茶厂へ改称した。主要な外貨獲得企業となり、1950年代の滇紅の大半はソ連へ販売された。1958年にCTC紅碎茶の製造を開始。輸出番号022102は1980年の紅茶品質比較で優勝し、特級滇紅工夫は1986年と1990年に商業部優質産品となった。「鳳(Feng)」ブランドは1980年代半ばに国内向けに開始。
1996年、省改革委員会の承認を受けて云南滇红集团股份有限公司へ再編され、12月26日に登記された。集団は従業員・資産・負債を引き継いだ。業績は伸び悩み、負債比率81%の2006年に新たな支配株主が入った。「鳳」は2011年に中華老字号、「鳳及図」は2012年に中国馳名商標となった。「経典58(Classic 58)」は人気製品。2010年、県政府は云南省凤庆茶厂の名称使用を云南白药控股へ認め、同社は2011年に競合する鳳慶紅茶ブランド「紅瑞徠」を発売した。滇紅集団は工場の歴史は自社のものだとして異議を唱えた。
2022年1月、国家開発銀行の申し立てによる滇紅集団の商標34件の司法競売が公告されたが、その後撤回された。同年11月には債権者である県の投資会社が永徳県法院へ破産再建を申し立て、管財人が選任された。その後の結末は確認できていない。